活性酸素と老化

老化の原因について最近取り沙汰されているのが、活性酸素による体の酸化です。 活性酸素が原因で身体の細胞が酸化する事によって身体の機能が衰え、その結果老化につながる と発表したのはアメリカの研究者であり、次の三つの影響について述べています。 一つ目は癌細胞を発生させる原因は、活性酸素がＤＮＡを形成している核酸を酸化させる為である事。 二つ目は活性酸素が組織や細胞を破壊してしまう原因として、不飽和脂肪酸を酸化させてしまう事により 過酸化脂質が作られる事。 三つ目は活性酸素が細胞の動きを止めてしまうリボフスチンと呼ばれる老化色素を作ってしまう事。 このように見てみますと、活性酸素がいかに細胞や組織にダメージを与えて老化や病気を招くのかがわかります。 次に活性酸素による老化現象について詳しく見てみましょう。 老化現象は皆さんもご承知のように、身体の色々な機能が衰える事ですが、皮膚のシワや老化による 目や脳の機能の低下、運動機能の低下、動脈硬化などの血管の老化などが挙げられます。 また活性酸素により生活習慣病にもかかりやすくなり、糖尿病や前述の癌などにかかる原因とされています。 高齢者に増えている認知症なども、活性酸素による脳の脂質の酸化によるものではないかとされています。 活性酸素が身体の色々な機能障害の原因となっている事を考えると、一刻も早く何とかしなければという 気持ちにさせられます。私たちはこうした活性酸素の害から身を守らなければなりません。